Super NekoCAM のぞきあNyan

のぞきあNyanをもっと楽しんでいただくための解説ページ

●ライブカメラの作り方●

ライブカメラを作るのは思ったよりも簡単です。
ここでは、「のぞきあNyan」のようなライブカメラを作ってみたいという方のために、私が考え付くライブカメラの作成方法について説明させていただきます。

●ライブカメラの構成●

ライブカメラの構成はだいたい以下のような感じです。
パソコン(c)に接続したカメラ(d)で一定時間おきに写真をとります。そしてその写真をインターネット(e)を通じてホームページサーバ(b)にftpで送ります。 ライブカメラを見にくるユーザは、ホームページにアクセスすると、その時の最新の写真を見ることができるわけです。 直接自宅のパソコンにアクセスしてくるわけではありませんから、自宅のパソコンとインターネットの接続方法に関係なく、ライブカメラを設置することができます。 もちろん、インターネットとの接続方法がどんなものかによって若干の制限(技術的ではなくコスト的に)があったりしますが...

こう書くといかにも難しそうですが、一定時間おきに写真をとりデータを転送してくれるソフト(f)があります。
実際にやらなければいけないことはそう多くはありませんし、難しくもありません。

●用意するもの●

(a)被写体ライブカメラで何を写すかということです。
窓から見える景色やペットなどを写しているところが多いですね。
「のぞきNyan」では6匹の猫ですね。
(b)ホームページサーバライブカメラを提供するためのホームページを作るサーバです。
必ずしも自作サーバを用意する必要はありません。 @niftyやso-netといったプロバイダのホームページサービスでもできます。 ホームページスペースは写真をどのくらい置くかで決まりますが1MBもあれば充分多い方です。
(c)パソコンカメラを接続し、一定時間おきに写真をとるために必要となります。
ライブカメラの動作時間内はこのパソコンは動作し続けている必要があります。 このパソコンには、スピードよりも低消費電力で動作音が静かなこと、そしてなによりも長時間の安定動作が要求されます。 そのため、はやりのクロックアップはしないほうがいいでしょう。
ハードディスク容量はほとんど必要ありません。OS込みで2GB以上であれば問題なしです。
カメラとしてUSBカメラを使用される場合、USBポートが使用できる必要があります。最近のPCでWindows98/Me/2000がインストールされたマシンであれば問題ないでしょう。
(d)カメラ写真を撮影するために使用するカメラです。
ビデオカメラやデジタルカメラでも良いのですが、1万円程度で買える35万画素程度のUSBカメラで充分だと思います。
(e)通信回線画像データをホームページを提供しているサーバに転送するための通信回線が必要です。
専用回線(OCNエコノミーなど)だけでなく、通常の電話回線(ISDNなど)、フレッツISDN、CATVの常時接続回線などほとんどの回線で可能です。
ただし、用意できる回線とかける費用によって、ライブカメラを提供できる時間帯(画像データを書きかえる時間帯)、書き換え頻度が決まります。これは後ほど詳しく書きます。
(f)画像転送ソフトパソコン上で動作し、一定時間毎に写真をとり、サーバにデータを転送してくれる専用ソフトです。
Webcam32,
Listcam,
・spycam
などがあります。

●インターネットとの接続形態とデータ(写真)更新頻度●

「継続は力なり」とは良く言ったもので、一定時間おきに写真をとるということはすごいことです。
たとえば、1分に1枚ずつ写真をとると仮定しましょう。1ヶ月では何枚の写真をとることになりますか?
答えは、60(分)×24(時間)×30(日)=43,200枚です。
パソコンはひたすら写真をとり続けるのです。
ライブカメラを作る時の問題のひとつにインターネットとの接続形態があります。
もしあなたが、ダイアルアップでインターネットに接続していて、写真を1枚とるごとにインターネットに接続していたら.....
10(円/回)×43200(枚)=432,000円もの電話代がたった1ヶ月でかかってしまいます。
写真をとる時間間隔を長くしてもかなりの費用がかかることに違いはありません。
時間間隔かかる費用
1分432,000円
10分43,200円
30分14,400円
1時間7,200円
3時間2,400円
3時間以上の更新間隔のライブカメラだとあまり魅力のあるものにならないので、これ以上は書きません。
できれば、月額固定料金の接続サービスに加入した方がいいでしょう。
ケーブルテレビのサービス地域であれば、ケーブルテレビのインターネット常時接続サービス(数千円程度)、
NTTのフレッツISDN(月額4,500円)、OCNエコノミー(32,000円)などがあります。
ライブカメラの更新時間帯を限る(23時〜08時)のであれば、テレホーダイを使う方法(2,400円)もあります。
更新時間帯がこうなっているサイトもおおいですよね?

昨今テレビ等で言われている「日本のIT革命」が進んで、高速ネットワークが各家庭に引かれるようになればこんなことは心配しなくてよくなるのでしょうが....

●カメラの設置場所●

カメラを設置する場所(正しくは写っている場所)にも注意が必要です。
特に人が普段暮らしている空間(例えばリビングとか)が写りこまないようにしましょう。 ライブカメラを通じて誰に見られているかわかりません。 「のぞきあNyan」で写しているのは廊下ですが、住人(お世話係)は基本的に足元しか写りません。 最初は天井付近から見下ろす形で設置したのですが、人間の顔が写り込んでしまうことがあることと、猫が上からしか見えず面白い画像になりませんでした。 動物が被写体の場合はやはり顔が見えるほうがいいですね。
また、ライブカメラはパソコンに接続する必要があります。パソコンを近くにおけることが必要条件になります。 USBカメラであれば、USB延長ケーブル(リピータ)を使うことにより、パソコンから最大20m離すことができます。 カメラが必要とする電源もUSBから供給されるので自由度が広がります。

以下の内容についても順次用意する予定です。
●ライブカメラ用パソコンの設定(Webcam32の例)●
●ホームページの書き方●

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Last Modified : 2004.10.01
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